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段差の解消方法と注意点

スロープ参考図

■ ポイント

現在、新築住宅ではバリアフリー対応は標準とされています。段差の無い床、階段には手摺の取り付けが義務付けされ、高齢化社会へと進む住環境を介護予防として取り入れられているのです。

それでは、介護リフォームでの段差解消方法とはどんな方法があるのでしょうか。多くはスロープの取り付けですが、全てこの方法でいいと言う訳ではありません。既存床材の上に新規で床材を貼ることによってかさ上げが出来ます。また、逆に高くなっている方を下げるという工事も選択肢のひとつです。

● スロープの取り付けと注意点

段差の高さが大きくなればなるほど、スロープが適さないケースがあります。下記の参考図をご覧になって下さい。60mmの段差がある場合の例ですが、標準傾斜度のスロープでも前に出る寸法は約228mmとなり、傾斜度9度のゆるやかタイプでは前に出る寸法は約367mm、傾斜度6度では約648mmとなります。

床面または通路面の変更についての注意点

■ ポイント

床面または通路面の変更とは、どのような工事が介護保険の住宅改修で適用できるのかを理解することが必要です。基本的には、転倒防止のため滑りやすい床面や通路面を滑りにくい床面や通路面に変更する工事です。

室内の事例では、和室床の畳からフローリングにする、あるいはコルクにするなどの工事は適用されます。畳からフローリングに変更することにより介護ベッドが置きやすくなり、利用者様本人も寝起きという行動の自立に役立つ結果となります。但し、転倒防止の滑りにくい床材という観点から考えた場合、一般的なフローリングより、靴下を履いていても滑らないというような特殊なフローリングの方が安全性が高いので、予算が許すのであれば検討したい点だと思います。

もちろん全ての利用者様が滑らない床材で良いのかと言うと、そうではありません。すり足でしか歩行できない利用者様の場合は、一般のフローリングの方が良いと言うケースもあるのです。

その他室内では、廊下、階段、あるいは浴室のタイル、洗面所やトイレの床材を変更する工事は適用できます。

屋外については、玄関アプローチの仕上材を変更する工事が適用されます。

建具交換の注意点

アウトセット引戸(施工後)

日本の木造建築はほとんどが尺モジュールで建築されています。柱と柱の寸法が芯々910mmで、仕上げの寸法は750mm~780mmになります。この寸法にドアが設置されていると、有効ドア寸法は750mm~600mmです。健常者ならさほど不便さは感じないでしょうが、利用者様や介護者様にとっては非常に狭さを感じるのです。

注意するポイントは既存の開口幅でも支障が無く、単にドアから引き戸等に交換できれば良いのかどうかの判断です。このことはケアマネージャーやPT(理学療法士)の皆様の意見やアドバイスを聞くのが良いと思います。開口幅や高さを大きくしたい場合は、住宅の構造によって施工出来ない場合もあります。信頼できる建築士や業者様に確認してもらうことが必要です。

現在、木造建築も尺モジュールからメータモジュールにしている住宅が増えています。お住まいになられている住宅構造によっては、提案方法も大きく異なる場合があります。木造に限らず、2×4工法、あるいはプレハブ、鉄骨、鉄筋コンクリートなど住宅の構造も様々ですので注意が必要です。

では、建具の交換とはどんな方法や商品があるのか少し紹介いたします。●ドアから引き戸に交換

アウトセットという後付工事対応での引き戸です。

●ドアから半折れ戸に交換引き戸に交換できない場合、浴室の折れ戸のように対応できるドアです。参考 パナソニック リビエ 内装ドア折れ戸 この商品はオーダーメイドの対応も可能です。

●ドアからアコーディオンカーテンやシャワーカーテン等への交換 引き戸に交換できない場合に対応いたしますが、アコーディオンカーテン取付けの場合はたたみ幅が厚くなりますので有効開口寸法を必ず確認することが重要です。

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和便器から洋便器への変更についての注意点

■ポイント

体が不自由になってもトイレだけは自立していたい。こう思うのはあたりまえではないでしょうか。オムツをしてベッド上で排泄することを望む人はいません。ましてや、寝たままの姿勢では排出したくてもできないことさえあります。ポータブルトイレでも同様です。トイレという場所でなくベッド横に置かれたポータブルトイレを利用するのに抵抗を持たない人はいません。音や臭いのことを考え我慢する方もいると思うのです。その結果、排泄がうまくできず他の病気を併発させてしまうこともあります。

最後まであきらめたくないのがトイレへの自立です。できるだけ自立支援になるトイレの改修をお勧めいたします。

介護保険住宅改修で適用される内容は、和便器から洋便器ということに断定されます。ここで気をつけたいのが、洋便器の選択です。利用者様のことをよく考え検討する必要があります。例えば、便器の大きさや高さ、トイレスペースの検討、また、指先が不自由であれば便座横のリモコンタイプより壁掛けのリモコンタイプの方が有効的に使えます。予算が許せばオート洗浄タイプも有効です。

立ち上がりが困難である場合は、高さは重要になり手摺との組み合わせも同時に考える必要があります。それでもきつい場合には、昇降便座の検討が必要です。

お困りの際はお気軽にご相談ください。