神奈川県内 マンションリフォーム 車いす生活
リフォーム目的
1、車いすでも自由にベランダへ出入りできるようにしたい
2、既設洗面化粧台を加工して車いすでも利用できるようにしたい
3、トイレ 便座への移乗に必要な手摺の設置
4、入浴 必要な箇所への手摺設置
※ 上記、自治体の障害者住宅改造助成金適用工事
ベランダの出入り口はサッシ枠(レール)など段差が有り、そのままでは車いすでの出入りは不可能です。
ベランダは段差を無くす高さにて、ウッドデッキを敷き込みました。
ウッド材は硬木材の「イタウバ」
サッシ枠(レール)には脱着できる材料を加工しました
レールの上に被せるだけなので、サッシを閉める時は外すだけで済みます。
※マンションのベランダは共用部分にあたります。今回のような改修の場合は予めお住まいのマンション管理組み合いなどに確認許可を取る必要があります。
既設の洗面化粧台は一般的な商品です。洗面ボール下部は収納になっているため車椅子では足が入らず、横向きで洗顔をしなければなりませんが、横向きでは水栓も手が届きません。
車いす対応の洗面化粧台はありますが、既設商品が新しい為、交換するのにはもったいない。
そこで、この洗面化粧台を加工することにいたしました。
加工する前に、どのくらい足が入るのか。
これは構造によって左右される部分があるので、点検口を空けて配管設備を確認しました。
かなり手前まで排水管が出てきていました。
給排水管を大幅に切り回しすることが不可能で、10センチから20センチ程なら加工が出来ると判断。
お客様にも確認していただき、了解のもと工事することに。
給排水管の切り回しで限界まで奥行きをあけました。
引出しや収納扉を撤去し足が入る空間の確保。
ちょっと目隠し生地を吊って、中が見えないように。
商品そのものを取り換えたら何十万円もかかってしまけど、既設商品を加工すれば大幅なコストダウンになります。
上肢の機能は健常者と変わらぬお客様。
車いすからの移乗をショミレーションし、手摺とプッシュアップ用のカウンターを取付けました。
入浴時の衣服着脱、立位保持、移動のシュミレーションも行い、必要な個所に必要な長さで手摺を設置しました。手摺は長すぎても短すぎてもだめ。本人の動きに合わせて全てを決める必要があります。
これだけの手摺と、福祉用具(シャワーいす)の併用で、自立できています。
とても素晴らしいですね。
最後に、愛犬のためにもリフォームしました。
家族の一員。わんこのために。
ペットドアを取付けました。
ご用命ありがとうございました。