神奈川県 介護リフォーム 車いす生活 室内編
介護保険住宅改修工事適用
※障害手帳(下肢不自由)1級または2級認定の場合、自治体ごとの住宅改造助成金の適用が有ります
車いすでの生活をする場合、日本の住まいは空間が狭く非常に使いづらい設計が多い。 利用者様のライフスタイル、同居家族、介護状況等を考えたうえで、日常生活における優先順位を検討する必要が有ると思います。
・排泄
・食事
・外出
・入浴
・くつろぎ
・来客
様々シーンを考え利用者様の自立支援につながるような提案が出来ればベストです。
その中でも、排泄は誰もが最後まで自立したい行動ではないでしょうか。 前回はその排泄における改修事例をご紹介いたしました。続いて、外出編を紹介いたします。
現在の寝室前、お庭の様子です。
車いすでの外出は玄関からではなく寝室から直接行えるように提案いたしました。
庭を奇麗に片付け、寝室前にウッドデッキ及びスロープを構成して、車いすで外出できるようにします。
庭の真ん中に立つ、アルミテラスの柱が邪魔になる為、馬ばり用アルミ角柱を利用して、境界まで延ばしました。これでウッドデッキが構成しやすくなります。
寝室前にはウッドデッキを造ります。
天気の良いにはウッドデッキへ出て、さわやかな風を感じ、きれいな空気を吸う。
駐車スペースも広げ、車を降りたらコンクリートスロープを昇り、ウッドデッキへ。
寝室から目の前に広がっていた庭は、ウッドデッキに替わりました。
デッキにテーブルでも置けば、お友達とおしゃべりしながらお茶も飲める。
新たな生活シーンを演出します。
寝室からの出入り口。
サッシの枠があるため、そのままでは車いすの車輪が引っ掛かり苦労してしまします。
このようにサッシの溝に車輪(特に小さな前輪)が引っ掛かりやすくなります。
出入り時に被せるだけ。
紐を付けて、車いすからでも簡単に操作できるようしました。
スロープ勾配は約12分の1。
介助であればご家族でもご支援いただけます。
きれいな花や緑は減ってしまいましたが、限られた敷地を有効利用して、これからの生活がより快適になるよう、また、利用者様の自立支援につながるよう心を込めてお手伝いさせて頂きました。
ご用命ありがとうございました。